コロナ禍でお店、オフィスなどで感染予防対策のために大量に必要になった「アクリル板」。
今年5月からコロナへの警戒レベルが下がり、世間ではアクリル板が大量処分されることが懸念されていました。
その懸念を見通して2020年に設立されたブランド「SHITSURAE」。
「SHITSURAE」はそのアクリル板を再利用し、大量廃棄を防ぎたいという思いで立ち上げられたアクセサリーブランドです。
再利用するのは、アクリル板だけでなく、ほかにも鏡、木、紙、化粧品、コーヒー豆、などの廃材も再利用していて、
15社以上の企業、作家などからの提供を基に、2022年には、約1トン以上の廃材を引き受け取ったそうです。
再利用の際はあえて、着色などはせず、その廃材の一つ一つの味を活かし、
世界に一つだけのデザインにしていて、捨てられたものに唯一無二の価値を生み出しています。
あえて着色はしないというのが、廃材をそのまま価値あるものに!という気持ちが出ていて、とても魅力的です。
実際のアクセサリーはとても廃材から作られたとは思えないほどの綺麗さがあり、
デザインもシンプルなものから、廃材独自の味を活かしているデザインなどと幅広く展開していました。
そのため自分好みのファッションに合わせることもできそうでとてもわくわくします。
皆さんも生まれ変わった廃材でおしゃれを楽しみましょう!

不必要になったアクリル板を再利用し、新たにつくられたのはアクセサリーだけではなく、
おもちゃなどにも再利用されました。
山梨県の「株式会社スプリング」では、どうにかして再利用できないかということを考えていました。
そして生まれたのがアクリル板を再利用した「おもちゃ」でした。
ボールがコロコロとレーンを転がるおもちゃで、アクリル板の「透明さ」をうまく活用し、
本来のプラスチックのものより綺麗な作りになっていました。
付属のライトをつけてみると、その綺麗さが際立ち、大人でも楽しめる様になっていました。
こんなにも上手く活用できるアイディアが出てくることに感動しました。

他にも「株式会社スプリング」では、名刺やアクリルキーホルダーへの再利用なども考えているそうです。
名刺は特に大人っぽさが出て、ユニークな作りになりそうで楽しみです。
今後も注目ですね。
今回は「不必要になったアクリル板の再利用についての記事」でした。
また新たにアクリル板を再利用した透明で綺麗なものがたくさん出てくるのでは?と思うと楽しみですね。
この先も皆さんで世間のSDGsの動向を見守っていきましょう。