私がグリーン車に乗る理由

皆さんは旅行といえばまず何を思い浮かべるだろう。
一人旅や友達との旅行など旅先での景色や、アクティビティ、グルメなどの様々なシチュエーションを重要視する人も多いはず。
では旅行先に行くまでの道中のことを意識している人はどれだけいるだろうか。
旅先でのわくわくもいいが私は、その道中でより快適に楽しむことに重点を置くタイプである。
新幹線・飛行機・バスなど行きたい場所までの移動手段は多数あるけれど、
その中でも新幹線・特急列車に乗る時に私の選択肢に上がるのがグリーン車なのだ。

まず一般的な意見として、グリーン車は高いというイメージが強いため
「利用しない、そもそも考えたことがない」という風に感じる方が大半ではないだろうか。

移動手段を特にこだわらない人は、旅行会社のパンフレットをみて決める人も多いはず。
だが、パンフレットには大概、指定席しか設定されていない。つまりグリーン車などは論外なのだろう。それも当然。安く旅行先に行けるのがメインだからである。
これが私にとってパッケージ旅行のメリットでもありデメリットでもある。
パッケージ旅行でも十分わくわくできる方も多くいるだろうが、
現地・ホテル・移動まで自身でこだわって作った旅程で旅をするということでさらにわくわく感が増すので、ぜひ体験してみてもらいたい。

では、本題グリーン車の話に戻そう。
なぜわざわざ指定席より高いグリーン車を選ぶのか。それはただ一つ、快適度である。
たったそれだけのために追加でお金を払うのを躊躇っている方、ぜひ考えて見てほしい。

グリーン車の座席は指定席より広い。
新幹線の場合、数時間も乗っていることが多いだろう。実はこれが見えない疲労に繋がっている。
旅行中は誰しもテンションが上がっているはず。しかしこのハイテンションの中で疲労感がグリーン車では感じにくくなるのだ。
目的地で100%楽しむつもりが実際は90%しか楽しめなくなってしまったらわくわく感も減ってしまい非常に勿体ない。
その疲労感を回避するのにもグリーン車は有効だ。
このほかにもメリットがある。 それはクライニングだ。
ただでさえ狭い座席間隔の中でフルリクライニングをされたら、空間が狭くなり息苦しく感じるだろう。これではわくわくするどころではなくなってしまう。
そんな方にはぜひグリーン車をおすすめしたい。なぜならこれらの要因で旅行中に嫌な思いをしなくても済むからだ。
また旅行だけではない。帰省ラッシュ時にも有効である。
新幹線を例にあげると、自由席3両、指定席10両、グリーン車3両という配分がある。
しかし自由席に座れなく、人があふれかえっている場合、指定席のデッキ、または通路に乗車させることがある。
これではせっかく指定席を取っても座れている状態だけで、非常に落ち着かない空間となってしまう。
またそれだけの混雑状況ではトイレにすら行けないという精神的・身体的疲労を感じるだろう。 しかし、グリーン車だけは違う。
自由席、指定席がどんなに混雑しようと、グリーン車はデッキ、通路を含めて、グリーン車専用なのである。もし、グリーン車のきっぷを持っていない人がデッキに立っていても、車掌が巡回に来てグリーン車に入らない様注意をする。

指定席、グリーン車と席の広い快適度と総合的な快適度の違いに気づいていただけただろうか。
皆さんも一度、パッケージ旅行から抜け出して、旅行を組み立てるわくわくを感じるのはいかがだろうか。
その中でも、グリーン車という移動の価値を上げる方法を選択肢として増やしていただき、
ただの移動手段ではなく、乗り物自体に興味・関心を抱く方たちが少しでも増えるきっかけになれば嬉しい限りである。

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