黒猫には福がある

皆さん、黒猫は好きですか?

私は幼い頃から猫が好きで、大人になってから黒猫と一緒に暮らし始めたのですが、それからというもの黒猫の可愛らしさに魅惑される日々を送っています。

濡れたようにつややかな漆黒の被毛。
黒い毛並みによって際立つ、宝石のような双眼。
そして、何と言っても、クールな外見とは相反する甘えん坊な性格!
くりくりの目で一心に見つめてきたり、体をすり寄せてきたり、膝の上に乗ってきたり。撫でて欲しい時には、傍にやって来て寝転がり全身を投げ出します。
この記事を書いている今も、「構って!」とおねだりするように高い声で鳴いて、猛アピールしています。

このように、チャーミングなところを語り出すとなかなか止まりません。

けれど、黒猫は不吉だから好きではない、という人も多いかもしれません。

そもそも、なぜ黒猫は不吉だと思われているのでしょうか?

それは、中世ヨーロッパの魔女狩りの時代のこと。
黒猫は魔女の使い魔や魔女の変身した姿だとされ、迫害されていました。
当時の時代背景から生じた、悲惨な出来事です。

一方、日本では、平安時代から黒猫は「福猫」として愛されてきました。
「夜でも目が見える」ため、魔除けや商売繁盛の象徴とされ、幸運をもたらす生き物として扱われていたのです。
江戸時代には、「黒猫を飼うと結核が治る」という噂が広がったほどでした。

その後、日本に欧米文化が伝わり、黒猫が不吉だという迷信が持ち込まれました。

また、黒猫を幸運の象徴と捉えるのは、かつての日本だけではありません。

黒猫が幸福を運んでくると考えられているのは、イングランド。結婚祝いに黒猫を贈ることもあるそうです。
スコットランドでは、見知らぬ猫が玄関先を訪れると、その家が繁栄すると言われています。
南フランスでの黒猫は「魔法の猫」とされており、敬意をもって接すると幸せになれるのだとか。
少し毛色の違ったものでは、黒猫の乗った樽のワインは美味だという言い伝えがドイツにあります。

魔女狩りの影響が強いヨーロッパの中でも、黒猫が大切にされてきた地域があるのです。

どうでしょうか?
今まで不吉に感じていた黒猫が、縁起の良い生き物に見えてきませんか?

黒猫は、ここには書ききれないほどの愛らしさにあふれています。その魅力を、ぜひ皆さん自身で発見してみてくださいね。

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